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写真、短歌、日々の思ったこと。
2007年12月24日 (月) | 編集 |
 「博士の愛した数式」
 小川洋子

 新潮社
 2003年8月28日発行
 460円
 
 本はずいぶん前に借りて読み終わってたんだけど、
 ビデオが出ているので、ビデオを見てから、
 まとめて感想を書こうと思って、今になってしまった。
 長いこと借りたままになってしまった。
 ありがとう~。


本と映画、どちらも出ている作品があった場合、どちらから先に入るか?
私はその時の気分による。
この作品は、何となく本が先の方が良さそうだったし、そう薦められたので本を先にした。
結論から言えば、本から先に入って良かった。

 映画は分かりやすく作らねばならないぶん、
 物語の深みがなくなっている。
 全体の雰囲気も、原作に明るくてさわやかな
 フィルターを一枚掛けたような感じ。
 悪くは無いけれど、良い意味でも悪い意味でも、
 一般的に仕上がっているなーと思った。

 ラストの部分が原作と少し変わっていたのが
 とても残念だった。
 そのせいで、博士の義姉の台詞、
 「義弟はあなたを覚えることは一生出来ません。
 けれど、私のことは一生忘れません。」
 の一言が、原作よりも軽いものになってしまった気がする。

私はこの物語に出てくる、博士が好きだ。
こういう暖かい考え方をする人に憧れるし、こうなりたい。
こういう人のそばにいれば、人を思う以外の損得基準を、少しずつでも脱ぎ捨てていくことが出来るんじゃないかって思う。
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テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌