写真、短歌、日々の思ったこと。
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2008年03月18日 (火) | 編集 |
 「行きつ戻りつ」
 乃南アサ

 文化出版局
 2000年5月28日発行

 前から気になっていた作家さん。図書館で借りました。
 割と有名な人だけど、まだ読んだことがなかった。

 たくさんの中からこの本を選んだのは、短編だったことと、
 行ったことのない場所がたくさん出てくるようだったから。
 女性、特に結婚している女性が主人公の話ばかりと思ったら、
 「ミセス」という雑誌に連載されたものだそう。

話はどれも全国各地の名所が舞台になっていて、自分の信じた道を歩んできた女性が、人生の半ばを過ぎてふと立ち止まり、来た道を振り返って何かに気付く・・・といったもので、12編が収められている。
どの女性の気付きも、ハッとさせられるものがあった。

行き詰っている時は止まれば良いし、滞れば良いし、濁っているのも仕方ない。
じっとしてしていれば、やがて濁りも澄んできて、周りの声も聞こえてくる。(気がする)
行き詰っている時は、たいてい自分のことに必死になっている。
自分の考えや立場に囚われて、自分の行きたい流れに周りが合わないことで苦しんでいる。
分かっているのだけど、都合の良い考えを捨てることは、けっこう難しい。

舞台として出てくる場所で、行きたいと思ったところがいくつかあった。
大阪の富田林市の寺内町、岡山の備前市で毎年10月の第三日曜とその前日にある備前焼祭り、山口の柳井市にある、柳井川付近の江戸時代の街並み、三重の熊野の七里御浜。
私の住んでいる、F井県も出てきた。
自殺で有名なあの名所も出てきたけれど、水仙と、漁火という、海に面した露天風呂が出てきた時は、なんだか嬉しかった。
2、3度しか入ったことがないけれど、海と夕焼けを見ながら温泉に入ったことがあって、とても印象に残っている。
また、ゆっくりと入りに行きたくなった。
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ジャンル:本・雑誌
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