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2008年09月02日 (火) | 編集 |
 「ゴールデンスランバー」
 伊坂幸太郎
 新潮社
 2007年11月29日発行
 1680円

 首相暗殺の濡れ衣を着せられた、元宅配ドライバー、
 青柳雅春。
 計画は用意周到にされ、国家権力やマスコミによって、
 善良市民が簡単に凶悪犯に仕立て上げられてしまう。
 逃げて、逃げて、逃げまくる2日間。
 青柳雅春は逃げ切れるか、そして無事に濡れ衣を
 晴らすことが出来るのか?

だ~らだらと感想を書いてみますw
まず、すっごく面白かった!、と言っとく。
この人の小説は初めて読んだけれど、雰囲気的には東野圭吾の小説に似ていて、東野圭吾をもう少し軽めにしたような感じ。
もしも東野圭吾がこの小説を書いたならば、青柳雅春はもっともっと徹底的に、読者の胸が詰まって息が出来なくなるくらいに追い詰められてしまうだろうと思う。

この小説は、ハラドキするけれど、息は出来るw
そして特にラストの書き方が(たぶん)違う。
東野圭吾だったらたぶん、ヒントを与えて謎を残すと思う。
伊坂幸太郎は、謎を残さずきっちり、読者の呼吸を整えて現実に帰してくれた。

同じ追い詰められていくような小説だと、読んだ中では東野圭吾は白夜行があるけれど、あれはもう、なんていうか、底。
追い詰められすぎて、苦しくて苦しくて、そんでもって最後も救われない。
小説なのに、”報われないリアル”を嫌と言うほど感じさせられる。
で、どちらが好きか?

どっちも好き!w (食いしん坊です)

良いね~、伊坂幸太郎。
確か、空猫ちゃんが素敵とか言ってたような?(違ったかな)

それにしてもこの小説は、主人公の青柳雅春をはじめ、登場人物がいちいち魅力的すぎる。
会話がいちいちイカシてるぅ~のが気になるw
首相暗殺という濡れ衣を着せられてる割に、青柳雅春とその他の人物たちの会話などが緊張感に欠けると言えば欠ける、だけどその緊張感の無さをリアルに反映していきたいと思う、私は。
圧し掛かる重苦しい現実を、ちゃかして生きてしまいたい。
青柳くんみたいに、逃げ切ってしまいたい。

ていうか、ものすごくキツいツッコミをすれば、国家権力ともあろうものが、濡れ衣を着せる人のチョイスを間違ってる!と思った。
そんな好青年で真っ直ぐで友達や家族の信頼も厚い青柳君をわざわざ犯人に仕立て上げなくても、身近な人でさえつい、「あー、あの人ならやるかも」って思ってしまう人を選択すべきだったのでは?
したら助ける人もそんなにいなかったのでは。
・・・って言ったらこの小説は成り立たないんだけど。 

なんだかんだ言ったけど、この人の他の小説も読んでみたくなりました。
この後、2冊のつんどくを解消してから、覚えてたら読んでみようっと。
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コメント
この記事へのコメント
お久しぶりです~。ゴールデン・スランバーというと、ビートルズの歌を思い出しますが、何か関係があるのでせうか?
2008/09/02(Tue) 12:57 | URL  | leprechaun #-[ 編集]
■lepさん
おひさし~。
lepさん、ゴールデン・スランバーがビートルズの曲だって知ってるんですね、さすがw
小説の内容とはあまり関係が無くて、テーマソングとか効果音的に使われてたみたいですw
2008/09/02(Tue) 15:24 | URL  | のさかりう #uv1XZDJs[ 編集]
伊坂ファンの空猫です。read moreのとこに「つまんなかった」とか書いてあったらどうフォローしようかとヒヤヒヤしましたが、気に入ったみたいで嬉しいですww伊坂作品は読後感のよさが特徴なのです。他のもぜひどうぞ!
2008/09/03(Wed) 13:14 | URL  | 空猫 #-[ 編集]
■空猫ちゃん
良かった、空猫ちゃんの好きなものが私も好きと言えてw
ほんと、この読後感はちょっと癖になるかもです。
他のも読んでみようと思います。
空猫ちゃんお薦めの、他の作者の本も読まなきゃね!
2008/09/04(Thu) 01:13 | URL  | のさかりう #uv1XZDJs[ 編集]
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