写真、短歌、日々の思ったこと。
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2008年11月09日 (日) | 編集 |
 「一億百万光年先に住むウサギ」
 那須田淳
 理論社
 2006年9月発行
 1575円

 第53回青少年読書感想文
 全国コンクールの
 中学校の部の課題図書。
 本屋さんで何となく、読んでみようかな、
 という気になって購入。
 その後1年くらい積ん読になっていた。
主人公は中学三年生の翔太という男の子。
翔太はとくに子供っぽいというわけではなく、むしろ大人っぽい中学三年生のほうかもしれない。
けれど私の目が、この本は青少年読書感想文コンクールの 中学の部の課題図書だ、というフレームを意識しすぎて読んでいたからか、最初のほうはそのストーリーの子供っぽさから、読むのに身が入らず、なかなか前に進まなかった。
とくに、主人公の翔太とそのアルバイト先の娘のケイ(準主役?)を、他の子とはちょっと違う、際立った存在にしようとしている風なシチュエーションや動きの数々が、なんか凄く気になるというか、苦手というか。
正直、3分の2近くなるまでは、あーもう読むのやめようかなあ、早く他の本を読みたいなあ、と思ってた。

けど、最後に近づいてきたくらい、ケイの出生の秘密の存在がにおってきた辺りから、少し面白くなった。
なんだか翔太が急に、ほんとうに大人びたような感じがした。
ケイの出生の秘密を探っていくうちに、ただの父と母、近所のおじさん、おばさんだった人たちの思いや悩み、愛情やすれ違いを知り、人生というのは、戻ることの出来ない時間をひたすら進んでいくしかないのだと知ったからかもしれない。

ラストの翔太の言葉。
「先のことなど、もちろんわからない。僕らの人生は始まったばかりだ。」
翔太の目からは涙が流れていた。

私が、「決まっているように見えていても、実は先のことなど何も決まっていないんだ・・・」って気付いたのは、人生が始まってかなり経ってからのことだった。
中学生の頃にこの本に出会っていたら、今とは違った人生を歩いていたかな?
いや、同じだったかなw
早く準備をはじめて足場を整えたからって、自分の望む人生が続くとは限らない。
人生は、終わるまで先のことが分からない。

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