写真、短歌、日々の思ったこと。
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2010年01月19日 (火) | 編集 |
サヨナライツカ
 辻 仁成
 幻冬舎
 2002/07発行
 520円

映画を観にいこうと思っているので、先に原作を読むことにしました。
原作のほうが深いかなと思って。
読んでみて、たぶん映画も原作と同じように深いようで浅い、浅いようで深い、愚かで悲しくて素晴らしい、とある三人の男女の話なんだろうなって思いました。
映画では少し違うストーリーになっていそうなので、楽しみです。
泣かない気がしています。

読み終わって、恋愛って、愛するって・・・・・・思い込みなんだね>< と思いました。
激しい恋愛には激しい思い込みが必要で、激しい思い込みを長年継続し続けるのは至難の業であり、それをやり遂げる方法のうちの一つが、激しい思い込みの真っ只中、最高潮のところで、ピッタリと引っ付いて離れようとしない心と体を無理矢理に引き離すことなのだろう、・・・そう思いました。
この小説には一人の男性と二人の女性が出てきますが、三人は全身全霊、一生掛けて不幸せになりました。
それぞれが最高の幸せと、それに伴う最高の不幸せを手に入れて、一生を終えていく物語だと思いました。
光子は気づいていたと思います。
気付かないはずがない。

小説自体は面白いと言えば面白いし、面白くないと言えば面白くないですがw、中に出てくる言葉に、心に残るものがいくつかありました。
詩と、滝沢ナエさんの手紙が素晴らしいです。

私は、愛したことを思い出したい。
けど、自信がないのです。
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コメント
この記事へのコメント
No title
のーさんこんばんは
私もこれ 出た最初の頃に読みました
サヨナライツカっていう題の美しさに惹かれて

のーさんと同じように 出てくる言葉に はっとさせられるものがいくつかありました
でも ストーリーやその他もろもろはなんと言うか 共感できなかった~
内容はあまり覚えていないし 年末の大掃除に処分してしまったぐらい
のーさんのレビューを読んで また読んでみたくなったのに 惜しい事をしましたw

イマイチ と言いながら 一気に読んだ記憶があるので なにか心を揺さぶるものがあったのでしょう
今回映画になると聞いて ほぉ~と思ったりもしましたし
観たいような どうでもいいような
こういう気持ちにさせるのが この作者の力だと思います
まんまと引っかかっちゃったよw

ほんでも べたべたの性愛がらみの不倫のストーリーを 自分の美しい奥さんをヒロインにして映画を作るって
なんと言うか厚顔で図々しいw
私はこの人嫌いですw

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる

これを読んだ頃は 断然愛したことの方よって思っていたけど
最近は逆も忘れられないって思うようになりました

のーさんはどちらですか?

永遠の幸福や永遠の不幸はないけど
永遠の想いはありえるんだな~って考えます
2010/01/23(Sat) 06:16 | URL  | はっぱ #-[ 編集]
■はっぱさん
はっぱさん、こんばんは。

サヨナライツカっていう題、美しいですよね。
作者の辻さんは、いろんな活動をされている方のようですが、私はこの方、ミュージシャンでも作家さんでもなく、コピーライターだと(勝手にw)思ってます。
この人が題を考えたのかどうか分かりませんが、「冷静と情熱のあいだ」とか、人の心を掴む、いわゆるキャッチーな言葉を使うのがうまいと思いました。

話はちょっとそれるのですが、はっぱさんがご存知かどうか分からないのですが、前にこのブログに歌人の枡野浩一さんがコメントしてくれたことがありました。
サヨナライツカを読んで、辻さんの人となりを思った時、私の頭の中で、辻さんと以前コメントしてくれた枡野さんのイメージが重なりました。
会って話してみればもちろん全く違う別の人格の持ち主かも知れないのですが、私は枡野浩一さんも歌人というより、コピーライターと言ったほうがピンときていて、辻さんにも同じものを感じたのです。
はっぱさんがコメントしてくれたように、どちらにしても素通りさせない、発する言葉が人の心に何らかの形で引っかかってしまう、「嫌いだ」、「好きだ」と言わせてしまう力をもった人たちだと思いますw

はっぱさんは小説のストーリーは共感できなかったんですね。
私も、大雑把に言うと共感できなかったですw
詳しく言うと、共感できなかったのは豊や沓子の心情や行動がどうのという部分ではなく、小説の技術的な部分、細かい描写の部分が平凡でフラットすぎる所に、です。
この小説はもっと肉惑的で動物的な要素があるはずなのに、薄味なところが惜しいというか、焦点がぼやけているというか、辻さんって草食系なのかなって思いましたw

私もはっぱさんと同じく本は一気に読みました。
なのに、深く入り込むところまで至れなかった感覚が残るところが残念だと思いました。
余韻も、私がとても気に入っている容疑者Xや秘密などの東野作品には、はるか及ばない感じです。
でも、読んで良かったと思います。

> 人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる

> のーさんはどちらですか?

う~ん、たぶんですが、どちらもかなあ。
欲張りなのでw

きっと一番最後は、『あーもーあたし死ぬな・・・く、くるしー・・><、死ぬってこんなんかー・・・』って思って死ぬような気がしますが(ガン予定w)、その前に時間があれば(笑)、あの人のことあんな風に好きやったなーとか、あの人はあんな風にわたしを好きって言ってくれたなーとか、どこどこ行ったのすごく嬉しくて楽しかったなーとか、そういうことを思い出すと思いますw

永遠の想いについては、サヨナライツカに出てきたような、25年もの間、一人の人を苦しいくらい愛し続けるような想い方は、私には出来そうにないなって思います。
私は幸せを待つのではなく、取りに行くタイプのように思うので(汗)
ただ、今の気持ちと同じままではなくても、忘れることができない想いというのはあると思います。
2010/01/28(Thu) 00:19 | URL  | 野坂らいち #uv1XZDJs[ 編集]
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