写真、短歌、日々の思ったこと。
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2010年02月03日 (水) | 編集 |
ノサカレイ、最後のお仕事は自選集ですw

詠み方については、あまり奇抜にならないように、”分かりやすい言葉を使った妄想しやすい短歌”を目指しました。
私自体が難解動物なのと、31文字についいろいろ詰め込もうとしたのとで、失敗したものもたくさんあります><が、2009年は、2008年の野坂りうよりもじっくり粘って詠んだ(つもりな)ので、詠み終わって時間が過ぎた今もその時の気持ちが思い出され、自分で気に入ってる歌が2008年より多いように思います。
途中、スランプに陥りましたが、最後の最後で納得のいく短歌を詠むことができるようになりました。
やっぱ、私にとって短歌は焦ってひねり出して詠むものじゃないみたいです。

歌の解説を途中からやめました。
解説をするのをやめるのは、自分の気持ちを隠さず全部伝えるのをやめるのと同じことです。
解説を書く時間がない、というのは表向きの理由だったように思います。
最後のグスクを失った時から、私は私の伝えたい!分かって!という気持ちを、少しずつ少しずつ、殺していきました。
自己防衛のためです。
解説をやめて、伝えたい気持ちを殺していくと、短歌も詠めなくなっていきました。
スランプ到来w
それでも短歌を詠んでいたのは、伝えたい気持ちを殺しても、想いは消えずに残っていたからです。

今は、自分でもよく分かりませんが、わりと良い感じに消化中だと思います。
2009年の最後のほうで、スランプながらも素直に詠めるようになってきたような、なってないような?
前みたいな伝えたいが先行している力ずくの短歌はもう詠めないような気がしますが、時々じわっと出てくるものはあるので、それを詠めたら良いなって思ってます。

003:助
補助輪をすべてはずしたあの朝の光で発芽しちゃったあたし

私にしてはめずらしくキラキラしてる感じの短歌で、気に入ってます^^

010:街
少しずつ街を追われていったのです最後のグスクも失いました

この短歌を詠んだ時の気持ちを思い出すと、今も苦しくなります。

015:型
ゆるまって型からはずれ海へ出たあたしゆっくり青になってく

二人でいるとどんな風に居心地がよく気持ち良いか、思い出しながら詠んだ短歌。

024:天ぷら
だからって死ぬわけじゃなし花見して鮎の天ぷら食べてる日曜

そーだそーだ、死ぬわけじゃなし、天ぷらもちゃんと食べられるー。

029:くしゃくしゃ
幾たびもくしゃくしゃにした約束をきみは果たして天国へゆく

この”約束”は私との約束ではなくて、私は単なる傍観者で第三者です。

031:てっぺん
ビリビリとあたまのてっぺん剥けてきてあたしもうすぐ新型になる

ビリビリビリーッ!で、でるー!!

092:夕焼け
楽園は今年で閉園するらしくこんな夕焼けもう二度とない

美しい夕焼け、美しい満月、美しい海、美しい紅茶、いつもいつも二度とないものばっかりなんですよー。

100:好
好きになり諦めてまた好きになる来年もっかい好きになりたい

年明けましたね。


続きには全首一覧を載せて、気に入ってるものは太字にしてあります。
■題詠blog2009 全首一覧

001:笑
笑ってよ私たちあと100年後自由になって虹にもなれる

002:一日
福井一日本一世界一きみを、やさしくふるわす雷鳴のごと

003:助
補助輪をすべてはずしたあの朝の光で発芽しちゃったあたし


004:ひだまり
ふきだまり三丁目に住むボス猫が夢に見ているひだまり二丁目
陽だまりか影だまりにてきみはただ黙って指を舐められており

005:調
4日前ふたりは互いを調べ合いまた7cm距離を縮めた

006:水玉
水玉のてんとう虫が、この恋が、白黒パンダが、夢が、リアルが
水玉のてんとう虫の、この恋の、白黒パンダの、ありえない在り
水玉のてんとう虫の、この恋の、白黒パンダの、なぜを並べる

007:ランチ
日曜日ブランチの後「さて今日は何する^^?」っていう感じで好きだ
漠然としてるランチの約束がキリストよりもあたしを救う
恋じゃなくランチじゃなくて昼メシでいいから毎日一緒に食べたい

008:飾
その指に飾られているプラチナはかの有名な永遠ですか?

飾るのが人の世の礼 お世辞とおつきあいとで肥大した脳

009:ふわふわ
君の手がしだいに遠慮を忘れてく もともとふわふわなの脳みそは
まっすぐに目を見て確かめながら、して そのふわふわに触れるときには

010:街
少しずつ街を追われていったのです 最後のグスクも失いました


011:嫉妬
今、詠めと?今、詠みなさいと言ってるの?今、このあたしに、嫉妬の歌を?
一気飲み効かないさらに一気飲み嫉妬に効くって噂のクスリ

012:達
いつの日か達することができるはず ”コノママツヅケテ” イケルカナラズ
3日にて立ち上がってくるバランスをとるのがうまい孤独の達人

013:カタカナ
ひらがなと漢字、カタカナ供にして 君は桃から生まれた歌人


014:煮
時空は今、煮凍りみたくなっていて桜の咲くころ溶ける予定です
君のため煮込んだビーフシチューまた君じゃない人の体となりゆく

015:型
ゆるまって型からはずれ海へ出た あたしゆっくり青になってく

ゆるまって型からはずれ漂えばどちらでもない液体になる
Limited 型が消えても特別なミッドエンジンMR2
カタカタと動いていますそれだけです人型の名は今、ノサカ レイ

016:Uターン
ひらり舞うUターンするスカートの裾から隠した恋が見えてた
I AlwaysThinkOfUターンする君の背中の翼を見てる
Uターンするなら二回 「また会おう」約束ののち、大きく旋回
自由だし U の形で舌を出す Uターンだって逆向きかもね

017:解
「ベトナムで日本語教師にならない?」の誘いが解の公式に見ゆ

この星にあたしを自由に解き放ち野放しにしたあなたが悪い
口どけを重視しているわたしたち36.2℃にて解(ほど)ける

018:格差
上からは絶対見えないとこにある格差の下限定のスイーツ(笑)
こんなにも違う二人の体格差 理解し難きその差を愛す

019:ノート
道端に落ちてる汚いノートにも5分で話せぬドラマがあります
浮遊するあたしを完全消去せよ ノートン先生、どうぞよろしく

020:貧
白蛇を見てしまったので貧乏に一生なれないみたい、ごめんねw

残りもの集めただけで貧しくはない食卓ができる日本

021:くちばし
くちびるがくちばしのように硬くない理由を知ってる 教えないけど

022:職
会議室 給湯室 車庫 資料室 職場のくぼみを愛してました
十字架と朝日が嫌い聖職者みたいな君も汚してやりたい

023:シャツ
帰宅する君は見知らぬシャツを着てフレームのなかでたぶん、生きてる
おそろいのTシャツで浜を散歩する 初めてのわたし 二回目のきみ

024:天ぷら
だからって死ぬわけじゃなし花見して鮎の天ぷら食べてる日曜

ドロドロの天ぷら油→リサイクルへ ドロドロのあたし→腕のなかへ

025:氷
100万年 氷に閉じ込められていた肉食獣なの あたしの中身

026:コンビニ
左手にあたしを連れて右手にはコンビニ袋の君の夢みる
コンビニで買うパサパサのおにぎりに似てる違和感 雨の火曜日
「もう二度とコンビニなんかに行かないで。約束してよ!」・・それくらい無理。

027:既
魂は既にSOLD 今はもう O、C、H、Nの塊
シナリオは完成してる 既知快晴 慈雨は大地をうるおして往く

028:透明
「目を閉じて」これから君と話すのは透明すぎる愛のこととか

029:くしゃくしゃ
幾たびも くしゃくしゃにした約束をきみは果たして天国へゆく

自分のはくしゃくしゃとして、私のはちょっと畳んで置いててくれた
しゃくしゃくしゃく あたしは浜のカブトムシ 優しいきみと、スイカを食べる

030:牛
ほんとうにマジ牛の歌が詠めなくて草の上ごろり空を見ている
落ち込んでいるわけじゃない温めた牛乳にひとつ、ミルククラウン
蛞蝓は大きくなったら家を持ち蝸牛(でんでんむし)になる夢みてる

031:てっぺん
あの山のてっぺんでのこといつまでも忘れられないわすれられない
ビリビリとあたまのてっぺん剥けてきて あたしもうすぐ新型になる

032:世界
ぁあ!きみがあたしに発するメッセージ目くるめかせて妄想世界

033:冠
どんよりと厚めの雲から落ちてきて 消してく 消してく 雨の冠
王冠に木の実とパンくずちょっと詰めて小鳥のおべんと作る日曜
原っぱで冠つくっていた頃とほんとは何も変わってないのに

034:序
草花も子も星たちもためらわず宇宙の秩序にその身ゆだねて
序盤から風に吹かれし駆け足の手のひらに滲む汗と「a tempo」

035:ロンドン
「ロンドン」という焼肉屋がありました 例えばそれも妄想の胚

036:意図
はたはたと心地よい意図に泳がされすべてを棒に振るのもいいね

037:藤
こんなはずではなかったと舌先が葛藤している、とあるレッスン

038:→
→(やじるし)の形のしっぽが生えている大嘘つきの君の恋人


039:広
お風呂場でふと降りてくるその人が『世界は広い』と耳打ちするの

040:すみれ
繰りかえすみれんがましく何度でもあたしは命のうたを止めない
畑中落種すみれ生育中無数遺伝子増殖競争
白かすみれんげ菜の花タンポポの奏でる音色に似ているきみは

041:越
境界を越えてしまえば、夏、夏、夏! 風がTシャツはためかせて過ぐ

042:クリック
運命が変わる可能性ふえてゆく たかがクリック、されどクリック

043:係
逢えなくて逢えなくてもいい関係に昇華しそうな冷夏の海辺

044:わさび
許すこと覚えられないアフタヌーンわさびマフィンは報復の味
扱いにコツがいります昭和ボディ おもいわさびるわ、ねんぴ悪いわ

045:幕
煙幕を張っていながら完璧に隠す気のない君のままでいて

046:常識
常識と情熱のあいだ振れている二人はホントに恋をしている?

047:警
大切な人だから君は無視できない悲鳴に似ているその警報を

048:逢
つかの間の逢瀬のためにズッキーニ育てし2009年の夏


049:ソムリエ
ソムリエとソムリエールだけど本当はワインはあんまり好きじゃなかった
何ひとつ持たないあたしひらひらと申し込んでる野菜ソムリエ

050:災
災いの根源である有機物 分解されて償う、未来

051:言い訳
終わりの日きみの口から聞きたいよ世界でいちばん綺麗な言い訳

052:縄
うら若きあたしに野生動物のようだと言った、縄手先輩
寂しかったからじゃなくってその縄にぐるぐる巻かれてみたかったんです

053:妊娠
きみの子じゃない子を妊娠するあたし 今のあたしを覚えていてね
ある晴れた土曜にちょっと思いつき妊娠してみた、そんな感じで

054:首
60億の中から選んだ腕のなか首を傾げたままでお昼寝

肩のうえ首のくぼみに顔うずめ液体窒素に沈められたい

055:式
約束も束縛もない式という式のすべてをしない獣は

056:アドレス
ずっとずっと大きく口開け待っていた ご馳走様です棚からアドレス

また一つ死んだよ悲しいアドレスは明け方の空に放してあげよう

057:縁
縁にて世界で二人だけが知る記憶かさねる 春、夏、秋、冬

058:魔法
厄介な魔法が解けずとろとろの液体になる なんて幸せ

059:済
次々と「済」のスタンプ押してゆく。同じページに、違うページに。

060:引退
引退をしてからホントの現役が始まる長い長い道のり

061:ピンク
タコ糸を何に使うか秘密です ピンクッションの中身のことも

062:坂
戻れない坂道だから登ったら下って下れば登るしかなく

063:ゆらり
竹林ゆらりと揺らし運命のような顔して台風がくる


064:宮
誠実か不実かはもう、分からない ただ駆け上がる宮さんの段

065:選挙
大人しく選挙の立会人をして大人になるべく、この面クリア


066:角
じゃあね、って角を折れてくきみのこと虹のようだと少し思った

067:フルート
フルートやヴァイオリンとは程遠い音色で詠っているの 助けて

068:秋刀魚
銀色の鱗をぎらりと光らせて秋刀魚があたしに何か言いたげ

この秋に秋刀魚がたぶん10匹は、あたしに生まれ変わる予定です。

069:隅
ポケットの隅でこっそり潰れてる渡せなかったスイートポテト
隅っこで愛を叫んでいるうちに10年なんて過ぎてゆくから

070:CD
123・・・ABCDEFG・・・きみはいつでも規則正しい

071:痩
「抱いたとき気持ち良いから痩せないで」つくづく僕ら、肉食獣です。


072:瀬戸
瀬戸際で始まってからずっとずっとずっとずっとずーっと瀬戸際の恋

073:マスク
クリスマスクリスマスってうるさいな!上手に優しくなれぬ霜月
マスクとか赤白帽のゴムはすぐ伸ばしてしまう たぶん、今でも

074:肩
きみの肩に顔うずめれば柔軟剤香るよきみの家族の香り
むぎちゃんが今朝もあたしをONにする足で玉とり肩で爪研ぎ

075:おまけ
キャラメルとおまけのどちらが主役かを答えられないとこが好きです

076:住
間取り図でふくらんでいく妄想の住人たちのゴッドなあたし


077:屑
キラキラと星屑だった ふわふわの夢を見ていた 毎夜毎晩

078:アンコール
アンコール!アンコール!の声消えていく 永遠はない、それが約束

079:恥
積み重む恥ずかしい×恥ずかしいマイナスすぎて恥ずかしくない

080:午後
ほろ苦いメールをふいに思い出し午後の昼寝はふて寝に変更


081:早
遅いとか早いじゃなくて運命がそうなっていて二人この先

082:源
さよならが出来ない二人の源におそらくミクロの理由が潜む

083:憂鬱
マグニチュード9.5の憂鬱に備えてリュックにカップラーメン

084:河
決まりってなんだ?時々わからない河川敷には無許可の畑

085:クリスマス
地球での正しいクリスマスの作法 「大切な人と一緒に過ごす」
静寂の宇宙にひとつ、クリスマスツリーの一番てっぺんの星
右の頬打たれ左を差し出せば ボコボコにされた!ビックリスマスタ!

086:符
いつまでも頭の中の疑問符が消えない、いつも、死ぬまでずっと
疑問など持たない子猫に疑問符の「ニャア?」で避妊について訊く夜

087:気分
一月の波照間島の天気さえ気分次第で変えられるんよ


088:編
出来るはず入ってるはず編み物が好きだった母の遺伝子半分
飽きっぽい父の遺伝子半分がいつも邪魔して編みかけの山

089:テスト
脳みそのメール機能がグッジョブで君へと毎日テスト(スパム)メール
数学のテストで0点取った時あの分かれ道に気付いていれば

090:長
知られたら大変だから教えない君のその長い指の才能

091:冬
冬という選択肢もある押すことも引くことも出来ぬ恋の始めに
切ればすぐ腐りやすくなる冬瓜のような彼女が大嫌いです


092:夕焼け
楽園は今年で閉園するらしくこんな夕焼けもう二度とない


093:鼻
のーず to のーずで君とごろんして鼻で会話ができてる不思議


094:彼方
いつのまにこんな彼方に来ていたの君と分かれ道分かれたのはいつ

095:卓
食卓をともに囲んだ回数で近さを測れる博士の仮説

096:マイナス
マイナスとマイナスなのに惹かれあい世界の秩序を壊した二人

魂はマイナス273度でも閉じ込められない事実

097:断
ケータイのキャリアが同じauで断然、距離が縮む法則
サイテーなあたしの願いを断れぬ優しい人と指きりげんまん


098:電気
電気のない世界になって気付くもの三つ見つかる停電の夜

099:戻
懸命に追っても追っても戻らないビニールボールは波に盗まれ

100:好
好きになり諦めてまた 好きになる 来年もっかい 好きになりたい


101:永遠
永遠と永遠でないことの差がレモンとミルクの差ほどに見えて
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