写真、短歌、日々の思ったこと。
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010年03月10日 (水) | 編集 |

「ハッピーアイスクリーム」

 加藤千恵
 中央公論新社
 2001年08月発行
 1785円

2001年に17歳だった加藤千恵さんという人が作った短歌の本です。
図書館で借りました。
・・って書くと怒られるかな、本のプロデュースが枡野浩一さんですw

私は人の短歌のことをとやかく言う立場にないので、批評ではなく感想ということで、ちょっとだけ思ったことを書きます。
表紙をめくったとこのメモで枡野さんが書いているけれど、確かに加藤さんの短歌には特別なものは描かれていないと思いました。
私も加藤さんの短歌は、ごく当たり前のことが分かりやすい言葉で5・7・5・7・7になっているだけ、という印象を受けました。
桝野さんは、だけどもその当たり前のことを短歌にするのが難しい、そしてそれを一番最初にしたのが加藤千恵さんだと紹介されていました。

確かに簡単な当たり前のことに気付き、それを人がハッとするような短歌にするのは難しいです。
ということも理解した上で、この本の短歌は私にとって、心に長く残るものではありませんでした。
ハッとするまでは行かず、「あーそうやな」と思って少しの余韻、そしてすぐに消えるって感じです。

あ、でもたぶん時には「あーそうやな」ってふと気がついたことから広がっていくものもあるかもしれません。
この本の小さな気付きが誰かの何かのきっかけになることもあるかも知れない、17歳特有の、そこはかとない可能性を秘めた歌集なのかも知れないな、とは思いました。

ちなみにこの本は短歌が縦に並んでいるという本ではなくて、1ページに一つか二つの短歌が大小文字、太文字、斜め、渦巻状などの文字で、デザイン的に配置されているといった本です。
そのデザイン的な部分も、ちょっと軽すぎて私は馴染めませんでした。
年かな・・・www
17歳でこの歌集を出した彼女は、今はたぶん26歳くらいなはず。
どんな女性になっているのか、ちょっと興味ありますw

■本の中で目が止まった短歌
重要と書かれた文字を写していくなぜ重要かわからないまま
一番に言いたいことを失って二番も三番も意味を持たない
泣きたいと思ってるのに電話とか宅配便にジャマされている
結局はみんな死ぬのに悩んだりないたりしててなんか不思議だ
あたしたち何もできないだからこそ何でもできるそんな気がする
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
こんにちは。
のーさんが目に止まった短歌を見て思うのは、なんかすごく17歳だなって思いました。
自分にはどうもできない世の中の流れに流されてるのに気付いて戸惑ってる感じが初(うぶ)というか純情というかw

個人的には嫌いではないけれど、こういう短歌が並んでる中の2割とか3割くらいに、その単語をここで使うか!みたいなのを入れて欲しいですw
じゃないと、これらの歌からリズムを取り除いたら何も残らない気がしてしまいます。

ちなみに、僕はちょっと前に枡野さんの本を買いましたよw
2010/03/10(Wed) 16:35 | URL  | ほきいぬ #n08XGfOg[ 編集]
■ほきいぬさん
こんにちは。

>のーさんが目に止まった短歌を見て思うのは、なんかすごく17歳だなって思いました。

ほんと、うらやましいくらい17歳ですよねw
そしてとっても素直な子なんだろうなあっていう印象を受けました。
その単語をここで使うか!みたいなのを入れるのは、酸いも甘いも知った大人か、既にひねくれてしまってる子供なのかも知れませんね。
そんな要望を出してくるなんて、ほきいぬさん・・・
えっ?
いいええ、決してほきいぬさんがひねくれていると言ってるわけでは・・・w

>ちなみに、僕はちょっと前に枡野さんの本を買いましたよw

積ん読しないで、早く読んでレビューを書いてください~。
私は桝野さんの「石川くん (集英社文庫)」が面白そうなので、これは買おうと思ってます。
でも、ほきいぬさんが買ったのがこれなら貸してくださいww
2010/03/11(Thu) 14:07 | URL  | 野坂らいち #uv1XZDJs[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。