写真、短歌、日々の思ったこと。
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2010年05月10日 (月) | 編集 |
朝4時起床。
起きれないかもと心配したけど、あまりの寝心地の悪さ(寒い&ネズミ)に殆ど眠れず、一刻も早く出発したい気持ちからすんなり起きることができました。

防寒のためにエマージェンシーシートを持っていって使ったのですが、これが暖かくはあるものの、カサカサとものすごいナイロン音がするので、他の人が気になって眠れないんじゃないかと気がかりで寝返りを打つことが出来ませんでした。
エマージェンシーシートは持っていっても遭難した時にしか使えないかも。
畳むのも音がするので、小屋の外へ出て畳みました。
シュラフを片付けたり、コンタクトをはめて身支度を整えたり、朝ごはんまでの栄養補給にシリアルバーを食べたり、いろいろしているうちに時間が過ぎて、小屋を出発したのは午前5時になりました。
暗がりの中での作業って、思ったより時間が掛かるんですね。

5時に小屋を出たときは辺りは真っ暗でした。
やはり機能のうちに登山道を訊いておいて正解、明るければ簡単に見つかりそうな登山道も、真っ暗闇の中では見つけるのがとても難しかったと思います。

この日の天気予報は雨でしたが、夜からの風がまだビュービュー吹き荒れていたけど、午前中くらいは天気がもってくれそうな気がしました。
天気が悪くなると滑りやすくなり、山を下りるのに益々時間が掛かってしまうので、なるべく急いで山を下ることにします。

それにしてもこの日の風はすごかったです。
真っ暗闇で風がビュービュー吹いている山を歩くのって、すごく怖くて勇気が要ります。
富士山の時は暗くても不安はあまり感じなかったのですが、屋久島は木が生えているし、熊はいないけど鹿はたくさんいるし、シーズンインしたばかりで人が少なかったのもあって、とても不安になりました。

怖いもの知らずとよく言われる私ですが、本当は臆病なので、もしあの時1人で行かなければならないのだったら、明るくなるまで小屋の隅で、うわ~ん><って小さくなっていたかもしれません。
私はこのとき初めて(ごめんw)、同行者が一緒に山登りしていることに感謝しました。
・・・っていうことは外から見ると分からないので、同行者からは「らいっちゃんてすごいな、よくこんな状況で挫けず出発できるよな・・・」って言われました。
人のイメージって、こうして自分が思っているのとかけ離れていくんですね。

P1140433s.jpg小屋を出てから約1時間。
6時になり、ようやく辺りが明るくなり始めました。
暗がりの中では足元と目の前の木々しか見えなくて不安でしたが、明るくなり始めると次第に景色が見え始めるので、楽しくなってくるし、不安もどこかへ飛んでいきますw

sP1140446.jpg6時10分、新高塚小屋から1.4キロ進みました。
1時間10分あれば、平地だったら10キロ進めるのに!
標高1500m地点ではこれが精一杯です。
宮之浦岳山頂まであと2.1キロ。
がんばろう!がんばるしかない!

P1140449s.jpg6時40分、朝焼けです。
ここで感じたことを、どういう風に書いても伝えられないことが悔しいです。
山の下では、私が山登りをするのはトレーニングのためだと思っているのだけど、山でこうした景色を見るたびに、ああそうだった、私が山登りをするのは、自分の体でそこまで登ってしか味わえない、この感覚を味わうためなんだ・・・っていつも思います。
生きていることや、全てのことに感謝する気持ちが、心のどこか奥のほうから水が湧き出るようにあふれてくるのです。


朝焼けは、ちょっと岩山っぽい山の斜面の登山道を歩いている途中でした。

P1140454s.jpg  P1140455s.jpg
新高塚小屋から1時間ほどすると、それまでの登山道とは違って、次第にこんな感じの登山道になって行きます。
木が低くて風がとても強いので、時に足元がグラッとすることもありました。
一歩一歩しっかり体重を移動させて歩いてないと、急にバッと吹く風に持っていかれそうになります。

P1140461s.jpg6時47分、平屋の岩屋。
確かここで風をしのぎながらおにぎり弁当の朝食をとったはずなんだけど、写真を撮るのを忘れてしまったようです。
お湯を沸かして暖かい飲み物も飲んだと思います(たぶんw)


平屋の岩屋から焼野三叉路までの間で撮ったぐるりの動画です。
ぐるぐるしすぎて酔うわ!><

P1140467s.jpg7時36分、焼野三叉路。
宮之浦岳山頂まで、あと少しです!

P1140468.jpg標高が高いので、山に背の高い木はなく、殆どこんな感じの笹ばかりです。
風の当たらない、日陰の笹の根元に、まだ雪が残っていました。

P1140469s.jpg  P1140473s.jpg
そしてついに・・・!
8時5分、宮之浦岳山頂です!
標高1936m、九州最高峰、日本100名山で最南端の山だそうです。
本当に、やっと着いたー!!><って感じでした。

P1140477s.jpgさて、登ったなら下りなければなりませんw
事前に調べておいた情報では、ここから淀川小屋まで健脚の人で約3時間半はかかり、そこから昼食の時間も入れて、バス停のある紀元杉まで2時間かかります。
時間は今、8時10分。
予定している紀元杉からのバスは14時39分発(6時間半後)。
最低でも最終15時53分のバスには乗らなければなりません。
もしバスに乗り遅れた場合、里まで戻る手段はタクシーしかないのですが、途中ダメだと思って呼んでおくにしても山では携帯は完全に繋がらないし、もしかしたら紀元杉のバス停も圏外で、タクシーを呼べないかも知れません。

今は晴れているとはいえ今日の天気予報は雨だったし、この先は細かな山越えが続き、同行者の膝も心配になってくるので、油断しないで先へ進むことにしました。

(その2)へつづく。
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コメント
この記事へのコメント
健脚って…なんだ
健脚って…なんだろう…?
2010/05/11(Tue) 14:43 | URL  | BlogPetのにーに #-[ 編集]
■にーに
ほとんど立ったまんまのにーにみたいな子のことだよw
2010/05/11(Tue) 14:45 | URL  | 野坂らいち #-[ 編集]
 >私が山登りをするのは、自分の体でそこまで登ってしか味わえない、この感覚を味わうためなんだ・・・っていつも思います。
生きていることや、全てのことに感謝する気持ちが、心のどこか奥のほうから水が湧き出るようにあふれてくるのです
 ⇒だから『のーたんってこういう人なんだ』って思ったよ。こんな風に自然の中に溶け込んで飾らない形ない真実って言うか、美しいものに触れて、それを素の心で受け止めるから『のーたん』が形成されたんだな…って思いました。
 続きが気になるね…。バスに乗れたのかな?
2010/05/17(Mon) 09:24 | URL  | マーヤ #-[ 編集]
■マーヤちん
久しぶり~。
もう体の調子は良いのかな?

>だから『のーたんってこういう人なんだ』って思ったよ。

嬉しいけど、なんか恥ずかしいなーw
私は自然みたいにどーんとしていなくて複雑で、もっとシンプルになりたいって思ってるから。
すぐに人を疲れさせてしまいます><
だから定期的に山に登ってリセットするのですw

続き、書かなきゃね。
2010/05/18(Tue) 02:32 | URL  | 野坂らいち #uv1XZDJs[ 編集]
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