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写真、短歌、日々の思ったこと。
2007年01月17日 (水) | 編集 |
愛の流刑地
 昨日・・じゃなかった、
 今日の夜中に予告したとおり、
 観てきました。
 
 映画、愛の流刑地




最初に、夜中の予告記事について訂正があります。
「もう、だれにもさわらせない」の意味がちょっと違いました。
「(あなたを、)もう、だれにもさわらせない」と、
「(自分のことも、)もう、だれにもさわらせない」の、
両方の意味があると感じました。

もうね、この映画は説明すればするほど伝わらない気がします。
あらすじを読むのと、映画を観るのとでは違いました。
観るしかないです、これは。
(あらすじは映画サイトの「Story」で読めます。)

物語の中で、主人公の菊治が通うBarのママが女性についてこう語ります。
「女は二種類いるの。それを知っている女と、そうでない女。」
この台詞の"それ"というのはエクスタシーのことなのですが、
この映画自体のことでもあるように思います。
たぶん男女の別なく、この映画の評価はハッキリ分かれると思います。
所詮陳腐な不倫劇とみる人と、究極の愛の姿だとみる人。

この映画を観て、去年読んだ俵万智さんの本に紹介されていた、
「馬を洗わば馬のたましひ冴ゆるまで 人恋はば人あやむるこころ」
という、塚本邦雄さんという人の短歌を思い出しました。
まあ、詳しくは映画を観て下さい。

・・・ってこれだけじゃなんなので、
続きにわたしが感じたことを書いときます。
若干ネタバレかなぁ?長いです><
物語の中で菊治が女性検事に、
「あなたは、死にたくなるほど人を愛したことがあるんですか!」
と叫ぶシーンがありました。

わたしは、ないです。
気持ちは分かるけど、つい後のことを考えてしまいます。
ただ、わたしの考える後のことというのは現実社会のこととは違います。

社会的にも、家族や親戚や自分の罪など考えるべきことはあるのかもしれないけれど、そういうのじゃなく、そんなに大切で唯一の相手ならば、その人を失って先を生きていくのは苦しいし、逆に自分が死ぬ方ならば、相手にその苦しみを味わわせてしまうことになる。それが嫌。あくまでも自分勝手ですw

現に菊治も、冬香を殺してしまってからすぐに後悔しています。
大切な人を殺してしまった。大切な人にもう会えないって。

菊治を永遠に自分のものにする為に、自分を菊治のものとする為に、冬香は菊治に自分を殺してもらったのだと思います。
確かに二人は永遠に、お互いのものになりました。
菊治は最後にこう言います。
「やっぱり俺は、選ばれた殺人者だったんだ。」
そこまで愛し愛されたのは凄い。
凄いし美しいけれど、菊治はその後も生きていかなきゃならないのです。

牢獄にいる8年(たぶん短くなるんだろう)間は、閉鎖された場所で心の中の冬香と共に居られるけれど、その後世間に戻ったらいったいどうするんだろうって心配になりました。

自分の中にしか存在しなくなった冬香と共に、死ぬまでの長い間、それだけを支えに生きていかれるのかな・・・。わたしだったら耐えられない。好きな人や大切な人にはやっぱり生きていて欲しい。生きていてくれるだけでいいとさえ思う。

生きていくとは流れて、変化し、忘れてゆくこと。背負ってゆくこと。
それでも良いです。
永遠の死より、変化する生のほうが、わたしにとっては価値がある。
菊治が刑務所から出た後にどういう人生を送るのか、そこにすごく興味があるんだけれど、続編とか・・・出ないだろうなぁw
誰か一緒に妄想してくんないかなwww


話変わって映像とキャストについてですが、すごく良かったと思います。
初っ端からマッパな二人が・・・なので、(////)なわけですがw、
二人の裸、めっちゃキレイ。ていうかキレイすぎ!!細い!!!

実はわたし、寺島しのぶさんはあまり好きじゃなかったのですが、冬香はこの人だからこそ出来たかなって思います。演技は文句なしです。しかもこの人、裸が衣装ですね。ちょっとぉー、3人の子持ちの主婦役なんだからそれは磨きすぎでしょ!?ってくらい磨き上げられたBodyでした。なんとなしに自分、反省w

キャストも映像も美しいものばかりで埋め尽くされていて現実感がないですがw、この映画にそんなものはいらん!って感じ。エンドロールの平井堅さんの哀歌(エレジー)が終わるまで、ビターッと愛一色の映画です。まさに愛の流刑地、そのまんまw

あ、そうそう。ドラマにもなるそうです。主役は高岡早紀と岸谷五朗さんで、連ドラではなく2夜だけなのだとか。お子様の起きている時間帯では無理っぽいんだけど、どうなんだろう??

最後にこの映画、一度観ておいても良いかなって思いますが、見るのは明るいお茶の間ではなく、自分の部屋とか、ちょっと閉鎖的な空間が良いかも知れません。絡みが出てくるからとかではなく、雰囲気的に、です。現実から離れて、深く入り込んで観て欲しい映画です。

お疲れ様ー。長いのに読んでくれてありがとうございました~^^
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コメント
この記事へのコメント
略して”愛ルケ”なる造語までつくりだす影響力の強さ。先週?だったかの”サンデープロジェクト”で渡辺淳一が語っていましたけど、日曜日の午前中から・・・って、話を聞いているだけで赤くなってました・・・。
でも、すごいですね!のあっちさん、よく見に行きましたねぇ!たぶん、僕は無理です。
2007/01/18(Thu) 10:02 | URL  | パソ #-[ 編集]
■パソさん
>すごいですね!のあっちさん、よく見に行きましたねぇ!
普通に、ディパーテッド見に行くのと同じ感覚で見に行ったんだけど、確かに、最初の二人の絡みは普通の映画ではなかったかも。想像していた以上でしたw

記事にも書いたけれど、二人がキレイすぎるから、わたしはあまりいやらしいと感じなかったです。ほっそいなーとか、豊川さんお尻ツルツルやんとか、寺島さんさすが爪までキレイに手入れされてるーとかww

でもいろんな人のサイトを見ると、そっちのほうばっかりに目がいっちゃって、話はどうってことないっていう人も結構いるみたいですねw

長谷川京子さんも今回結構セクシーな感じで、佐々木蔵之助さんとのキスシーンと若干の絡み(雨の非常階段で!)があるので、そこも話題になっているみたいです。

わたしは文学性があれば、そういうシーンも結構平気で見ます。
「完全なる飼育(竹中直人さんと小島聖さんの)」も、恥ずかしげもなくビデオをレンタルして見たし・・・。あの作品はすごかったです><
あのへんがわたしにとっての文学とAVの境目かなって気がします。
2007/01/18(Thu) 14:19 | URL  | のー #ftpII.ds[ 編集]
「完全なる飼育(竹中直人さんと小島聖さんの)」は、僕も見ました。あれから、こういうジャンル(SMとか、飼育が、とかじゃないですよ!!)が好きになりました。ちょっと下世話ですけど、大人な映画(AV)って、ストーリーがほとんどないんですよね。だから、ストーリーがありつつAVって、いろんな意味で良いなぁって。
でも、「完全なる飼育」は、すごすぎますよね。よく似た事件とか起こってるじゃないですか。これ、絶対に影響受けちゃってる人、いるんだなぁ・・・って思いますもの。

ごめんなさい、のあっちさんのブログで変なこと書いちゃって。
(ダメなら削除しちゃってくださーい)
2007/01/18(Thu) 16:53 | URL  | パソ #-[ 編集]
■パソさん
>SMとか、飼育が、とかじゃないですよ!!
ごめん、笑っちゃったwww
わたしもAVは見ません。必須な人がいるのも理解できるのでw否定するわけではないですが、わたしの求めているものではないから見ません。

コメント欄で書くのがもったいない気もしつつ、見た人にドン引きされるのを覚悟で書きますがw、わたしは心と体はどちらが欠けても空しいのではないかと思っています。つまり、完全なる飼育での竹中直人さんの台詞、
「私は心と体が完全にひとつになったセックスがしたいのだ。」
が究極の真実のひとつではないかと思っているんです。
愛の流刑地もそこまで行っちゃった人たちの話なのでしょう。

とはいえパソさんもすごすぎると書いたように、あくまでもそれは「究極」で、実際には好きな人と話すとか、手を繋ぐとか、そういうことで充分、いっぱいいっぱいになってしまうんですけどねw

それに究極までいってしまったら、映画と同じく先の不安があります。運良くそういう相手と結婚したとしても、人なんて変わっていくものだから、永遠を得るにはそれこそ死ぬしかないですよ。完全なる飼育の竹中直人さんも、だからこそ死刑を希望していたのだと思います。

>よく似た事件

大抵の人は心と体の両方を得たいと思っているけれど、そうそううまくは行かないものですよね。心と体が同時に同じ方向へ向かうって、かなり難しいと思います。

完全なる飼育では最後に完全になったけれど、実際に同じようにしてもならない可能性のほうが高いんじゃないかな・・・。心が完全になる前に誘惑に負けて体を求めてしまうと台無しかもしれないし。つくづく、人って面白いなぁって思います。

>ごめんなさい、のあっちさんのブログで変なこと書いちゃって。
大丈夫ですよ。理不尽な誹謗中傷以外は削除しません。 ドンと来いw
・・・ていうか、記事と同じくらい長いコメントでごめんなさいwww
2007/01/18(Thu) 18:21 | URL  | のー #ftpII.ds[ 編集]
のあっちさん、長いコメントいただけて、逆にうれしいです(^^♪

 >大抵の人は心と体の両方を得たいと思って
 >いるけれど、そうそううまくは行かないもので
 >すよね。

結婚してる人って、基本的には、うまくいった人では?エッチの相性もバッチリで、心も一致しているってのは、難しいかも知れません。本文中にあった((^_^;))、「女は二種類いるの。それを知っている女と、そうでない女。」 の、奥さんとが”知ってる女”なら良いし、”知らせてあげられる”旦那さんだったら良いと思うけど・・・。そうじゃないってことですよね。この意味で、両方が一致するってのは難しいと思います。

・・・。ちなみに、のあっちさんは、どちらなのですか。想像しておきます。
2007/01/18(Thu) 19:08 | URL  | パソ #-[ 編集]
■パソさん
>長いコメントいただけて、逆にうれしいです(^^♪
そうですか、良かった嫌気さされないでw
微妙な話題だから、ちゃんと伝えようとするとどうしても長くなってしまいます(汗)

>結婚してる人って、基本的には、うまくいった人では?

男女に限らず、好きで好きでどうしようもない人とだったら、一緒に居るだけでいい(エクスタシーなどどうでもいい)っていう話は聞きます。そういう意味で言えば、結婚した時点では殆どの人がうまくいっているのでしょうね。

でも、人の気持ちは変わるし、贅沢になるのだと思います。
ここが厄介なところで、結婚して数年後にもなれば「心と体がひとつになっている現在進行形」の人、過去形の人でも「両方は諦めた><」人、はたまた「全部諦めたT T」人w、いろんなパターンに分かれてくるのだと思います。

>この意味で、両方が一致するってのは難しいと思います。
究極の、にたどり着いて、しかも結婚状態の人ですか?
わたしの全知り合いを総動員してみても、一致している人の話は聞いたことがありませんww
まあ一般的に、心はともかく体の話はタブーっぽくて、そこまで語ってくれる人はなかなかいないですから、本当は一致している人もいるのかも知れないですけど。

>想像しておきます。
そこ!想像しないよーに! 食あたりしますよww
ちなみにわたしは、情熱的かつ冷めた恋愛をします。参考までにw
2007/01/18(Thu) 21:52 | URL  | のー #ftpII.ds[ 編集]
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