写真、短歌、日々の思ったこと。
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013年01月17日 (木) | 編集 |
「モーム」って聞いたことあるけど、読んだことはなかった。
思えば私は著名人の本って数えるほどしか読んだことないなあと思って読んでみた。
「月と六ペンス」っていう題名が美しいと思ったからw

主人公(作者)の人間分析というか、観察眼が面白かった。
ストリックランドと元家族との価値観の違いが最後の最後まで埋められていないのを見て、人の幸せをどの基準で決めるのかはその人次第、とはよく言うけど、でも、本人にも自分の本当の幸せがどんなものかわかっていない場合がある(かもしれない)ということに怖さを感じた。

ストリックランドのように、自分の幸せ(求めるもの)が何であるかを知り、他人のどのような言葉や態度にもそれが揺らがないという人は少ない。
世間一般の常識や幸せの基準を自分のものとすれば、とりあえずの安心は得られるからだ。

自分の持っている幸せの基準、常識の基準が、本当に自分自身のものかを疑い出した時、人の苦悩は始まるような気がする。
ストリックランドの元家族のように、疑いなく当然としてそれを自分のものだと言い切れることもまた、自分の求めるものだけを追求してたどり着いたストリックランドと同じように幸せなのかも知れない。

ストリックランドは月。
元家族は六ペンス。
両極のどちらかを選べないのなら、その間を揺れることを、苦しむのではなく楽しみたいと思う。



スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。